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by aguajournal
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大判カメラ

前回、大判用レンズを記事にしましたので、今回は大判カメラをご紹介します。
私が使っているのは、4×5判のカメラです。
4インチ×5インチで、「シノゴ」と言われています。
これは、折りたたんだ状態。
大判カメラ_e0149241_139660.jpg

撮影時には、しっかりとした三脚に取り付けます。
折りたたんだ状態から展開すると、こうなります。
大判カメラ_e0149241_1402899.jpg

前面から後面を見た図。
簡単に言うと、前後に板があって、その間を蛇腹で繋いでいる、という感じです。
大判カメラ_e0149241_1415073.jpg

前面にレンズを付けたレンズボードをセットします。
カメラらしくなってきましたね。
大判カメラ_e0149241_1423644.jpg

ちょっとお花を撮ってみましょう。
レンズの絞りを開放値(一番開く)にセットしたあと、シャッター羽根を開きます。
これでカメラ内に最大限光が入ってきます。
大判カメラ_e0149241_1433887.jpg

お花にレンズを向けましたが、後ろのピントグラスにはまだ像が出ていません。
大判カメラ_e0149241_1445320.jpg

ピントグラスに像が出てくるようレンズを前後に動かして調節します。
そうすると、はい、像が結ばれて出てきました。
大判カメラ_e0149241_1531090.jpg

この時、周囲が明るいとピントグラスの像が見にくいので、暗くするために冠布(かんぷ)という大きい四角の布をピントグラスが入るように頭からかぶります。
これが、冠布。
リンホフというメーカーのもの。
以前のNAパーティに持参して、天野社長にサインしてもらいました(^ ^)。
大判カメラ_e0149241_1563782.jpg

で、ピントルーペでこの像を拡大して見て、レンズを動かして更にピントを合わせます。
こちらがピントルーペ。
大判カメラ_e0149241_21802.jpg

ルーペで覗くとこんな感じです。
上下左右が逆になって写っているのがわかります。
大判カメラ_e0149241_157531.jpg


ピントがあったら、いよいよ撮影です。
今回は、撮影はしませんのでここまでですが、この後の手順としては・・・
 ・絞りとシャッタースピードを決めて
  (ここが難しいです。)
 ・シャッター羽根を閉めて
 ・シャッターをセット
 ・フィルムが入ったフィルムホルダーをピントグラスのところに装填して
 ・レリーズを使ってシャッターを切る
という事になります。
(手順の中で細かいところは省略しています)

すべてマニュアルでの操作になるので、手間はかかりますが出来上がってきた時、上手く撮れていたりすると非常に満足感があります。
デジカメは、その場で仕上がりが分かりますが、大判は現像に出して戻ってくるまでどのように写っているのがわからないので、ドキドキしますが、その分、撮影時には非常に気を遣います。
そこが、また面白いんですけどね(^ ^;)。

大判カメラのご紹介でした。
大判カメラ_e0149241_294068.jpg

by aguajournal | 2010-04-29 02:13 | Photo